京都平野神社・桜の神様が宿る「すえひろがね」
皆さま、こんばんは。
本日は、平野神社という京都・西陣の神社のお守りに関する記事をアップしたいと思います。
▼目次
平野神社「すえひろがね」とは?
以前、紹介させていただいたとおり、私はこちらの神社が大好きになってしまいました。
平野神社さんは、北野天満宮さんの裏手に鎮座しているので、この辺りへお邪魔する時は、必ず一緒にお参りしています。
すえひろがね、というのは、こちらに祀られている霊石の名前。
平野神社の門をくぐって左手、巨大なご神木の根本にひっそりと置かれた石のことを指します。
先日、また参拝した時のこと。
ふと思い付いて、こちらのお守りを頂いたことがきっかけとなり、平野神社についてまたひとつ分かったことがありました。
お守りと一緒にいただいた案内書に、平野神社の霊石すえひろがねのことが説明されていたんです。
こちらを足掛かりに、私が追加調査した内容について、今日はお話ししますね。
古代人のパワーストーン・餅鉄
すえひろがねと呼ばれるこの石、もともとは京都にあったものではなく、みちのく(具体的な場所は突き止められず。塩竃神社?)から平野神社へ寄贈されたものらしいんです。
その頃は「鉄尊様」と呼ばれて、神様の宿る石として崇められていた、とも言います。
この石、科学的には「餅鉄(べいてつ)」という鉄分の割合が非常に多い石で、磁力を帯びているのだそう。
案内書きによると、平安京が遷都した頃、京の都とみちのく(東北地方)はすでに交流が盛んで、この餅鉄のような不思議な力を持った石の存在については、京でも知られていたとのこと。
東北にあったころは、村人の間で粉にして邪気を吸い取る薬としても餅鉄を用いたそうで、神様が宿っているのではないかとも伝えられ、医学的・宗教的な両方の側面から神秘の石として崇められていたそうです。
三種の神器の一つもこの石から作られた、という話もあり、不思議な力を宿す神の石と考えられていたことは、間違いありません。
平野神社「すえひろがね」は日本一
この餅鉄という石、製鉄の材料にも使用するらしいのですが、ふつうはもっと小さい塊にしかならないそうで、平野神社の「すえひろがね」は、特大級です。
神社の紹介のとおりであれば、「活力を与えてくださる神様を祀られる平野神社に奉納したい」ということで、東北から運び込まれた際に専門家のチェックを受けたらしい。
その時、日本最大の「すえひろがね」である、という見解が示されたといいます。
みちのくでの歴史の資料が見つけられなかったのですが、三種の神器の話に何かの根拠があるのであれば、古事記が完成したのが712年であることから、餅鉄への信仰は平安京への遷都よりも前ということになりますね。
すえひろがねのスピリチュアルな話
ここからは私が勝手に送る、平野神社のスピリチュアルな話なので、興味のある方のみ娯楽としてお付き合いくださいませ。
これは私見ですが、すえひろがねを始め、石というのは長い間、地中にうもれた状態で成長するので、土地の気が凝縮された結晶状態になっていることが、ままあるんです。
なので、この「すえひろがね」も、みちのくの自然のパワーと、石を拝む人々の祈りのパワーとをもらって、神様のような特別な存在に成長しているのかもしれません。
実はですね、この日、すこし不思議なものをみたんですよ。
この石とご神木の間のところに、十二単のような裾の長い、緋色の豪華な着物をきた女性が経っているのが見えました。
結構、背の高い方で、黒くて長い髪を降ろしていて、まさに絵巻物のような女性でした。
私が最初に書いた平野神社の参拝日記で、花のような香りがした、といったエリアと同じあたりでしたので、この方の香りをかいでいたのかもしれません。
平野神社ご神石のパワーが宿る「授かる守」
そういう訳で、平野神社で何か記念品を、という方がいらっしゃるようでしたら、私はすえひろがねの力を持ち帰ることのできる「授かる守」が一押しです。
授かる守は中に磁石が入っており、鉄分の多いすえひろがねに張り付きます。
磁力を利用して、しばらくお守りをご神石に当てることで、ご神石のパワーを持ち帰れると信じられて来たそうですよ。
授かる守はいろいろなデザインがありましたので、まずは社務所にて一度、お好みのものを覗いてみてはいかがでしょうか。
私としては、授かる守はパワースポットしての平野神社のつぼを抑えていると感じましたので、こちらと相性の良い方であれば、神様との縁結びによい品だと思います。
本当にいい場所は、とても一度の訪問では語りつくせないものですね。
それだけ私が京都や神社を好き、ということで大目にみていただければ幸いです。
本日も最後までお付き合いいただいた皆さま、ありがとうございました!