霊感体質の人が気を付けるべき3つのこと

皆様、こんばんは。

今日は怪しい個人ブログに回帰しよう、という試みの第一弾です。なので、これは私が個人的に思っていること。

世の中にはそんな事もあるのかな、という程度の気持ちで読んでいただければ嬉しいです。よろしくお付き合いくださいませ。

 

▼目次

(初稿:2020年8月2日)

 

霊感体質に振り回されないために

今回の、「霊感体質の人が気を付けるべきこと」というテーマ。

なぜ、急にこんな話をしようと思ったかというと、私が直接お会いした読者様の中に、自分も見えるという方、お子さんに霊感があるけれど、どうしたらいいか分からないという方が、割に多くおられたからでした。

正直に言えば、私自身はあまり霊に悩まされたことはありません。プロというほどのレベルでもないので、仕事としての活動もしておりません。

なので、これは私自身の狭い体験からの話です。でも、不思議と関わる人ならきっと直面するであろう、霊の問題よりずっと重要なことをお話したいと思って書きました。

見えない世界に縁を持った人間の、ひとつの体験談として聞いてくださいね。

 

霊感体質の人が気を付けるべきこと1

私の考える、霊感体質の人が気を付けるべきこと。それは意外かもしれませんが、生きている人間との付き合い方です。

見えないものが見えると、普段の付き合いの中で、自分から言わない方が良いのでは、と私は思っています。

なぜなら、そんなことを言っていると、基本的には2種類の人間しか寄って来なくなるからです。まずは、不思議な力を頼って鑑定して欲しいという人。もうひとつは、自分をおだてて何かさせようという人です。

とても残念な話ですが、これは子供社会ですら変わりません。私自身、小学生・中学生の頃から「観て欲しい」といわれる経験をして来たので、実際にこの境遇を経験しました。

観ることのできる人がいると聞くと、本当に、小学生でも見て欲しいと集まって来るものなんです。

私自身が、この頃の経験を振り返って思うのは、こういうものと関わりのない人と比べて、随分と人間関係がつまらなくなったということでした。

何が問題かというと、本当の意味での友達が極端に少なくなってしまうのです。せっかく遊びに誘われたと思っても、行ってみたらグループ鑑定の予約だった、なんてことが本当に何度もありました。

色々な人が集まっていたので、同級生にはある意味で人気があるように見えたかもしれませんが、このことは大人になってからの私の人生までも、干からびたものにしてしまったと思います。

一度、「お客さん」になってしまった相手とは、おそらく成長してからもずっと、その関係性がついて回ると覚悟しなければなりません。

 

そのままを口に出さない

だから、もし自分のお子さんに霊能があるとしても、そのことを自分から人に言わないように教えてあげた方が良いのではないか、というのが私の考えです。

もちろん、いつかどこかで、霊的な力が誰かの役に立つ時が来るかもしれません。そういう時も、わざわざ「○○が見える」なんて言う必要はないのです。

見たものを直接伝えるのではなくて、普通の会話を楽しむときと同じ方法で伝えれば良い、と教えてあげてください。

何が見えたのかは放っておいて、「こうしてみたら?」と結論だけこっそり混ぜれば、霊能があるとは思われなくて済みますよね。

それと分からないよう、さりげなく相手にメッセージを伝える日本語力を鍛えてあげること。それが、霊能を持つお子さんの幸せにはとても大事だと思います。

 

霊感体質の人が気を付けるべきこと2

二つ目の注意は、霊的なことでちやほやする人間を、身の回りの置かないことです。

視えるからと観てあげていると、ちやほやされることが多くなってきます。相手の役に立っているならいいかなと、しばらくは鑑定を続けようという気持ちになるかもしれません。

でも私の経験からいえば、こういう人たちはかなりの確率で、鑑定目当てで居座るようになります。

仲良くしておけば、また見てもらえるかなという風にあてにされるようになるので、まめに付き合いには呼ばれるかもしれませんが、結局、出て行っても出張鑑定を依頼されることになるでしょう。

それが下心のある付き合いだと割り切れればまだしも、そうして若いうちから有名になると、ほとんどの人は社会における自分の価値を過大評価してしまうのではないでしょうか。

そこでもし、霊的世界を信じない人間を敵視したり見下したりする気持ちが生まれれば、自分から孤立する道を辿ってしまうかもしれませんよね。

 

価値観の違う人も大切に

人生の幸運というのは、人付きあいからやって来ることも多いものです。

霊能があるからこそ、霊的なものを信じない人とも上手に付き合えるようにならないと、これからの時代、ますます生きづらくなるのではないでしょうか。この点を親御さんにはしっかり考えて挙げて欲しいな、というのが私の願い。

霊能さえ発揮すれば皆に相手にしてもらえると勘違いさせてはいけません。

その結果、進学や就職などで「見えない人の社会」に加わる努力を軽視することになれば、自分で将来を潰してしまうことにもなりかねないからです。

ちょっと、残酷な話だったかもしれません。でも、仮に霊能で人気になっても、たまの鑑定のためにしか訪れない相手が、本当に自分に興味を持ってくれることは、まずありません。

鑑定に来る人にとって、興味があるのは自分のことだけだと、遅かれ早かれ気付く時がくるでしょう。そして最後に傷つくのは、やっぱり霊能のある子自身でしょう。

霊能で他人の気を引くことが習慣にならないよう、気遣ってあげてくださいね。

 

霊感体質の人が気を付けるべきこと3

3つ目は、ちょっと特殊な考えかもしれませんが、霊能を自分の持ち物だと思わないこと。

これは、霊能を神様からの授かりものだと思え、なんて生易しい話ではありません。霊的な能力と自分の社会的な価値は関係ないと、頭に叩き込むことです。

実はこれが、霊感体質の人間にとって一番難しいことかもしれません。でも、霊的なことを理由に、自分は人と違うんだ、特別なんだと思ってしまう人って、本当に多いんです。

これは、大人になってから能力が出てきた場合でも同じです。言っていることが謙虚でも、霊能者としてのプライドが・・・なんて堅苦しくなってしまう人もいますが、この場合も根本は同じ。

自分は他人と違うと思っているから、自然に人生を楽しめなくなっているんです。

その理由を考えると、やっぱり「自分は神様に選ばれた」という意識にたどりつくのではないでしょうか。どことなく、他人よりも自分は神様に近い存在だと、つい思ってしまうものなのかもしれません。

 

霊感体質は借り物と思う

そこで私が提案したい考え方は、自分を派遣雇用の秘書だと考えること。今は、神様の都合でそういう人が必要なので、向こうの都合で自分が雇われているんです。

例えば、Googleに派遣雇用の秘書として勤めたと思ってください。世界中の偉い人に会えたり、たくさんの人に頭を下げてもらえる機会があったりするかもしれませんが、相手が挨拶をしたいのは社長さんの方です。

突然、自分がすごい人に生まれ変わったから、皆が集まってきているのでありません。それどころか、社長の気が変わったり、仕事が無くなったりしたら、秘書自身はそこで退職になるかもしれません。

つまり、霊感や霊能のある人間のところに皆が集まってくるのも、神仏という尊い存在に触れてみたいから来るのであって、そこにいる人間自身に用事があるのではない訳です。

霊能や霊感というのは、持ち主の体調に非常に左右される部分があるので、高齢になると上手く能力を扱えなくなる人もいます。また、ある時から突然、分からなくなってしまうこともあります。

つまり、霊的な能力というのは神様の気持ちひとつで貸し出され、時には返品しなければならないこともある借り物といえないでしょうか。

だから、もし今、自分の調子が良くて当てている人でも、将来どうなるかという約束はありません。

ご縁のあった神仏を大切にして、向こうの用事が終わるまではちょっと手伝う。そんな気持ちで、あまり真剣になり過ぎない方が良いのかもしれない、と私は思います。

 

以上、自分や身内の霊感体質と付き合うためのヒントを申し上げました。

そろそろお盆が近付いてきているので、体質的につらい方も多いかもしれませんが、ご自愛くださいませ。

それでは本日も最後までお付き合いくださった皆様、ありがとうございました!

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