滋賀県日吉大社 神様に聞いた悟りの話
本日もお越しくださった皆さま、ありがとうございます。
今回はスピリチュアルな要素の強い記事になるので、不思議な話がお好きな方のみ、お付き合いいただければ幸いです。
▼目次
(初稿:2017年12月2日、最終更新2018年10月22日)
神様のひとりごと?チャネリングとアハ体験
神社仏閣を始めとした聖地におりますと、何の前触れもなく特定の言葉や考えが浮かんできて、全身がクリアになったように爽快な気分になる、という経験をしたことはありませんか。
多くの場合、ひらめきと思われたり、科学的にはアハ体験と呼ばれたりする現象ですが、スピリチュアルな世界ではこれをチャネリングと呼ぶことがあります。
チャネリングというのは、神様のような善き存在からの啓示や、それを頂くテレパシーのようなものを指します。
ひらめきの中に、自分が思いついたとは信じられないような素晴らしいアイデアや知恵が詰まっているので、それを神様からのいただきものと考えよう、ということですね。
私自身も、寺社巡りをしていると時々、このような体験をします。
その中で、自分以外の方にも役に立つかもしれないなと感じたものを、ブログ記事にしたためることにと致しました。
チャネリングメッセージの注意
今回さっそく紹介さしあげるのは、日吉大社という滋賀県の神社で受け取った、一種のチャネリングメッセージです。
日吉大社は比叡山延暦寺の鎮守神とされて来た神様で、ご神使を魔除けの猿としていることで有名ですね。
今回の内容は、直接拝殿でうかがったものではなく、参拝後に受け取りました。
この日は日吉大社の裏手の山に登り、山上に鎮座する巨岩のご神体にお参りしたので、タイミングから考えて日吉大社でいただいたものと思うことにしましたよ。
ここまでの話を聞いてみて、ひらめきや思いつきが神様からの言葉なの?と感じた方もおられるかもしれませんね。
神様や仏様のことを本業にしている人たちの話を聞くと、むしろ、きちんとした神様や仏様からのメッセージほど、気付きというさりげない形でやって来るといわれているんですよ。
耳元でハッキリと音声のように聞こる言葉、○○という神様だと自ら名乗ったもの、ご利益があるからこうしなさいと指図するもの等は相手にしてはいけない、というのもプロの方たちの共通の見解であるようです。
このような難しさがあるので、本来であれば神様の言葉といわれるものは、審神者という専門の職人によって、本当に神様からいただいた言葉なのか否かのチェックをしなければ、判断できないことになっています。
テレパシーには色々なものがありますから、現れたメッセージも自分の思い込みかもしれません。
また神様を装った他の何かでる可能性や、他人の想念を拾ってしまう場合もあるから、個人では判断しない方が良いと言われているんですね。
しかし、私の周囲には審神者をお願いできそうな方が見当たらず。
なので本記は第三者の審査なし、私個人で通訳をした程度のものですから、その点を割り引いてご覧くださいませ。
日吉大社のひとりごと・生まれてくる理由
<お言葉>
「人は、幸せになるために生まれてきます。」
<通訳>
『悟りを開くこと、幸せになることはイコールです。
これは瞑想などにふけって、外界を遮断して手に入れる安堵のことではありません。
悟りを開くことも、幸せになることも、あなたの身の回りにある色々なものを、無条件に愛せるようにならなければ、実現しません。
その点で、悟りと幸せは同じ場所にあるということです。
幸せになるためには、困難を切り抜けるための知恵も必要です。
万人を愛する、寛容な心も必要です。
苦境のなかで絶望したり、他人を憎んだりしていると、幸せを感じられなくなってしまうのはあなた自身です。
人を愛せ、希望を持てと教わる理由は、それがあなた自身を幸せにするための知恵だからです。
知性の灯をあかるく燃やすほど、愛する心の温かさを得るほど、実はあなた自身が幸せになります。』
私の実感では、神様というのはあまり長いおしゃべりはしません。
一言、二言の本当に必要な言葉だけを伝えてくださいます。
そして不思議なことに、神様の言葉には玉虫色の魅力と知恵が詰まっています。
つまり、単純で短い言葉にも関わらず、受け取った人間はそこから無限ともいえる多くの知恵を引き出すことができ、しかも環境が変わってもまだ学ぶことが見つかるほど、深い内容なんですね。
稀に神様ご本人かもしれない姿が現れることもありますが、そんな場合でも長居はされません。
言いたいことだけ告げて、さっと消えてしまわれます。
そして神様ごとに性格も表現の仕方も違うので、どのような現れ方をするのかは様々ですが、一番よくあるパターンは明け方の夢だと思います。
参拝後に不思議な夢を見たら、神様のお陰かもしれませんから、少しだけ耳を傾てみてはいかがでしょうか。
何かのヒントになって、助けていただけるかもしれませんよ。
日吉大社の思い出話
日吉大社の裏の山に登ると、高台から琵琶湖を一望することができます。
高台には下鴨神社と同じ賀茂御祖神の夫婦を祀るふたつの社殿が並び、その間にヌシのように顔を出している巨大な岩の神様が鎮座しておられました。
きっと、もともとの日吉大社で崇められていたのは、この岩の神様なのでしょう。
滋賀県・琵琶湖の聖地といえば、今では比叡山延暦寺が最も有名な存在になっていますが、延暦寺が誕生する以前は、この辺りまで賀茂族の所領だったのかなあと思った経験でした。
京都から延暦寺に向かう途中、ロープウェイに乗り継ぎをする八瀬駅の近くにも、はるか昔に下鴨神社が移転される以前にもと宮が存在しており、今でも小さなお社が残されています。
現在は人気のない閑静な神社であっても、葵祭の前になると、神様が生まれ出る場所として変わらずに祭祀が行われるとのこと。
見方によっては、現在の下鴨神社はこの神社の遥拝殿が発展したものとも思えます。そう考えると、こちらが下鴨神社の本宮といっても良いのかもしれません。
日吉大社の岩の神様は、この下鴨神社のもと宮と同じ方角、更に高い山の上にあって、同じ神様を祀っているというので、ことによると京都の北東(鬼門)を護る神様の原型になったのは賀茂御祖神社の神様なのかなあと考えてしまいました。
日吉大社、延暦寺、下鴨神社という一流の神社仏閣を守護するというのですから、この岩神様の鎮座する日吉山は、スパーパワースポットといえるのかもしれませんね。
以上、日吉大社の思い出と神様のひとりごとでした。
いつもに増して怪しい話に最後までお付き合いいただいた皆さま、ありがとうございました。