古事記が教える幸せになる方法

皆さま、本日もご訪問いただき、ありがとうございます。

今日は、前から書かなければいけないかなと思いつつ、何となく先延ばしにしてきてしまったことを、ようやく記事にしました。

それは、幸せになるためにはどうしたらいいか、その方法です。

今回は、私流の考え方を、古事記をヒントに紹介差し上げますよ。

 

▼目次

(初稿:2017年9月2日、最終更新:2018年2月6日)

 

幸せを求める前に絶対必要なもの

最近、幸せになる方法について話してくださる方が増えていますから、この記事を鵜呑みにしていただく必要はございません。ご自分に一番あっているな、と思う考え方を選んでくださいね。

今回、私がお話さしあげることは、全てチャネリングのようなものを参考にしています。他の人の意見とは違う部分もあるでしょうから、無理に信じなくても問題はありません。

この方法を実践すれば現実が100%変化する、というものでもないと思います。

それでも、ここに書かれたことを注意して続けていくと、他に何もしなくてもだんだん精神的な安心感が増していくことはあるかもしれません。

ここで紹介しようとしているのは、精神的な安心感、つまりは現世に対する絶対的な信頼感を得るヒントです。いわば、あらゆる祈りや自己実現の鍵になるものを、先に手に入れようということですね。

 

人間に宿る神様のかけら

人間が恐怖から放たれるために必要なことはなんでしょうか。実は、いろいろな努力をしたかどうかは、関係ないようです。

それよりも一つだけ、誰でも真っ先に行った方がよいことがあります。それは、分け御霊(わけみたま)をしっかりと祀ることです。

分け御霊というのは、人間が生まれてくるとき必ず神様からいただく、神様自身のかけらのようなもの。特に、私たち日本人の場合、親になる神様(ここでは親神様と呼びます。)は天照大御神様と決まっていますね。

ですから、私たちの体の中には必ず、小さな天照大御神が宿っているともいえます。それを自覚して、まず自分の中の神様を大切にすること。

これが、自分の中の神様を祀ることにつながるんですね。

 

人生を照らす分け御霊の光

 

天照大神様は、太陽の神様といわれていますね。そして、天照大神様を象徴する道具は、鏡であるといわれています。

なぜなら古代人にとって、人間が用意できる道具のうち、鏡は唯一、光を写し取ることができたから、というのが理由のようです。

鏡に反射する光は、地上に降ろされた二つ目の太陽と思われていたのでしょう。

人間の心の中に宿る神様のかけら(光)を元気にするには、当然、心を鏡のようにピカピカにしておく必要があります。

そうして磨き上げるほど、よりしっかりと太陽の光を、心の鏡に映せるようになるからです。

 

心の太陽が隠れてしまう理由

もし、何かの理由で心の鏡が曇ってしまうと、光を写し取れなくなりますから、太陽(神様)も見失うことになります。

すると、恐怖が生まれる。恐怖は闇ですから、人に判断を誤らせます。恐怖が強くなりすぎれば、心が闇に閉ざされてしまうことさえあるでしょう。

分け御霊が曇ってしまう理由はさまざまですが、苦しんだり、傷ついたり、他人を恨んだり、心の中に惑いがあると、恐怖が霞のように心の鏡(分け御霊)を覆ってしまうのですね。

こうなると、分け御霊から溢れてくるはずの光も、だんだん自分に届かなくなります。この状態が進むと、心の中の闇、つまりは魔が自分に住み着いたようになってしまうかもしれません。

 

心の太陽を見失ってはいけない

更に、心の鏡は親神様とつながるための、トランシーバーのような役割を持っています。祖神様はあなたの心の羅針盤のようなもの。

ですから、きちんと祖神様とつながれるときは、人生のひらめきに恵まれます。愛や希望に満ちたときに得られたひらめきは、あなたの人生を豊かにしてくれます。

これに対して、心が闇に覆われた状態で得たアイデアは、あなたを間違った方向へ誘うこともあるのです。

 

心の太陽を守るためにできること

 

心の太陽に輝きを取り戻すため、できることはたくさんあります。気持ちが明るくなること、元気を取り戻せることなら何でも良いのです。

神道の重要な儀式には「魂振り」といって、命を元気にする作法が含まれていますね。

宗教的な手順に従うのも良いけれど、本当はもっと身近なところに、魂振りはあると私は思います。

仲のよい友達と会う、素晴らしい音楽に感動する、思い切り笑う――心を振動させて元気をくれることは、すべて魂振りと呼んで良いのではないでしょうか。

 

チャネリングした言葉

ここからは、せっかくですので私が受け取った「神様のひとりごと」だと私が思っているものを、そのまま書きます。

 

八方塞がりの状況は、確かに苦しいものです。

けれど、八方が塞がっても天はあいています。

太陽の光はどんな隙間からでも差し込みます。

自分で扉を閉ざしてしまわなければ、

いつでも神さまは見守っていてくれます。

自分の心を閉ざしてしまわなければ、

次第に分け御霊は磨かれて、輝きを増していきます。

そのために、用意するものは、信念だけでいいのです。

愛、誠実、素直さ、正直さ。

心に光の差してくるような性質を、

粘り強く自分の中から呼び起こしてください。

そうして、心の中に、神様の居場所を作り続けてください。

あなたの中にいる小さい神さまが、

一番喜ぶ選択をいつでもするようにしてください。

自分の中に神さまがいれば、

あなたのいるところが最高のパワースポットになります。

 

古事記に宿る人生の知恵

以上、天岩戸開きの神話には、こういう知恵が隠れているんじゃないかなあ、と私は思うのですが、いかがでしょうか。天岩戸は閉ざされても、中にはまだ光はあるんですね。

そして、その光をもう一度外へ向けさせる方法は、笑うこと、楽しいことである、と古事記は説明しています。

困ったら、仲間を頼る。

そしてみんなで笑いあえる方法を考える。

光が閉ざされている状況でも、先に笑うことで、世界に光が戻ってくる。

昔の日本人は、このように考えていたのかもしれませんね。

まあ、私も怒ったり落ち込んだり、ふつうにしてしまうんですけれども、これを読んでくださった皆さまの中に、私よりも更に上手に、このメッセージを使いこなせる方がいると信じて、記事にまとめた次第ですよ。

古事記の訓える、幸せになる方法があるとするならば。

それはきっと、「いつも心に太陽を」ではないでしょうか。

 

古事記を読んでみたい方へ

古事記の名前は知っているけれど、まだ読んだことがない!という皆様のために、いくつか書籍を紹介させていただきます。

1.今やすっかり売れっ子作家の梅原猛先生のよる現代語訳。日本語を味わいながら、本格的に読書をしたい方向け。

 

2.旧皇族の政治学者の先生の訳本。古事記の現代語訳では、今もっとも売れている一冊ではないでしょうか。

 

3.字だけの本はどうも苦手!という方には、漫画版も発売されていますよ。こちらは漫画版でも、特に人気のある作品です。

 

4.上級者向け。研究に携わる方も愛読しているという、原文(漢字そのまま)付きの一冊。ふつうの訳文では足りない!という方に。

以上、本日も最後までお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました!

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