浄化アイテムとしてのお香の効果

皆様、こんばんは。今日は私自身の調べものの覚書で、お香などのフレグランス製品による浄化の効果についてまとめたく存じます。

浄化、防護の道具として香りは有効なのでしょうか?私なりに考察して参りますので、よろしくお付き合いくださいませ。

 

▼目次

(初稿:2019年6月18日)

 

スピリチュアルなアイテムとしてのお香の歴史

お香をはじめとした香りの文化は、世界のあらゆる場所に古くから存在しました。神様への捧げものとして焚いたり、亡くなった方の霊魂を慰めるために使用されて来た、特別なアイテムです。

ヨーロッパにおける香りの歴史をたどると、紀元前のペルシャやローマにまで遡れるそうですが、ヨーロッパで人気があったのは焚くタイプのお香(いわゆるインセンス)よりも、香油という楽しみ方でした。

香油とは、ベースになるオイルに香りのエッセンスを加えたもので、現代のアロマテラピーで使用するマッサージオイルのようなものですね。香油は体に塗り込んで使うものだったので、その後、身にまとう香りグッズとして香水などが発展したのもヨーロッパでのことでした。

一方、東洋の香り文化は、香料の産地であったインドから伝わったものが主流でした。花や植物にかぎらず、食用としてカレーに使うようなスパイスもインドの香り文化と考えて良いでしょう。

その昔、インドではバラモン教という宗教の聖典ヴェーダがまとめられて、この中にも香りの使い方の指南が出てくるそうです。

 

また白檀、沈香などの香料を死者の供養のために焚いていた時代があったといわれ、宗教的な行事でのお供えや祝福のアイテムとして、香りが使用されていたことが分かります。

 

日本人の香り文化と仏教

インドの香り文化は、シルクロードを経て中国にも伝わりますが、中国では香水のように体に匂いを付ける習慣は普及しませんでした。オイルを使用する習慣は、ヨーロッパのように乾燥した気候と相性が良いからなのかもしれません。

いずれにせよ、中国で人気を得たのは焚くタイプのお香で、これは仏教と一緒に受け入れられて、特に上流階級の人間小楽しみになっていたようです。

当時から仏教では、お香を焚くと不浄が綺麗になる、つまり浄化効果があると考えていました。日常的な楽しみよりも、仏教の儀式に使う神秘的なアイテムとしてお香が定着したのでしょう。

日本でも、平安貴族などがお香を楽しんだといわれていますね。和の香りの定番であった伽羅、白檀、沈香などはインド的な香りに属しますから、仏教を信じるようになった平安貴族たちが、一緒に香りの文化も受け入れたということでしょう。

平安貴族たちは、お香を常に焚くことで、心身を清浄に保てると考えていたのではないか。仏教的に清らかな人間に見せるための身だしなみ、それが平安朝のお香文化であったと思われます。

 

お清めの基本は香りから

仏教を通じ、神聖なものとして広まった香りは、現代でも特別な場面に使用するアイテムです。

今でもインドには、神様の像に香油をかけたり、来客を香りでもてなす習慣があるそうですし、日本でも御霊前ではお線香をお供えしたりしますよね。

不動明王を祀るお寺で焚かれるお護摩も、煙と一緒に独特の匂いが残りますが、お護摩を焚く行為そのものがお清めの儀式ですから、香りと浄化は切っても切れない関係にあるのです。

 

香りを気にするべき霊的な理由

伝統的にはお清めや魔除けのアイテムとして使用されて来たお香ですが、スピリチュアルな視点から考える場合、実は評価の分かれるアイテムでもあります。

霊的なものを気にする方なら聞いたことがあるかもしれませんが、霊はお線香を好む、お線香をつけると霊が寄ってくる、などと噂されることがありますよね。

歴史的にみても長らく浄化に使われてきたはずのお香が原因で、霊が寄ってくることなんてあるのでしょうか。私自身、あまり霊体験はないために、このような真逆の説があることが気になっていました。

色々な方の話をうかがいながら考えたあげく、私なりに行き着いた結論は、お香が霊を呼ぶというよりも、供養をしようと思って見えないものの相手をする(=お線香を供える)ことで、霊的なものとつながりやすくなるのかもしれない、ということでした。

霊体験につながる話は、前提としてご供養の場での出来事で、お線香をお供えしたら何事かが起きたという流れが共通しているように思います。逆にいいますと、フィットネス感覚でヨガや瞑想をしている方が自室でインセンスを焚いたからといって、霊的な現象に遭遇したという話は聞かないのですね。

一方、般若心経をあげて霊を呼んだように感じた、という人も極稀におられることを考えますと、つまりは霊に関心が向く行いをすることが問題であると思われます。

 

霊と香りの深い関係・芳香現象

霊的にネガティブなものを遠ざけるために香りを用いる根拠としては、霊の出現方法に臭いが関係ある(いわゆる霊臭)とされることが挙げられます。

お仏壇で愛煙家だった故人に手を合わせていたらタバコの臭いがしたとか、生前に好んでいた香水のような匂いがしたとか、姿は見えなくても霊魂の存在を香りで感じることがあるのですね。

霊的なものが匂いによって出現する現象を、総じて芳香現象と呼びます。芳香現象はネガティブな存在に対してだけ起こるわけではなく、時には神仏に属する善いものの出現でも起こり得ます。

善いものの出現を現す場合、漂う香りも好ましいのが一般的で、花(百合、菊、金木犀など華やかでもツンとしない香りが多い)や木々のような瑞々しい香りを感じることがあります。

対してネガティブな存在の場合は、生ごみ、汚水、カビ、アンモニア臭など、同じ芳香現象でも悪臭として感じられるようです。

霊魂や神仏のように肉体を持たない存在は、外見だけでは正体を判別できないといわれる一方、香りは相手の性質を見極める判断基準のひとつになるともされます。

ネガティブなものと縁を切り、善きものに味方してもらうきっかけとするため、自分の周囲を良い香りで満たすことは、厄除けの方法としてあり得る手段ではないでしょうか。

 

お香は開運アイテムになるか

香りを利用する意味が、邪気や穢れを含む霊的にネガティブな存在を寄せ付けないことにあるとすると、良い香りをまとうことは魔除にもなるといえそうです。

身体を清潔に保つことはもちろんですが、室内に素敵な香りを満たすことで、ネガティブな影響を引き起こすものを遠ざけ、厄災と手を切るきっかけにする。だとすれば、香りは最も身近な開運アイテムともいえそうですね。

科学的にも、お香やアロマなどの優しい香りは、精神をリラックスさせストレスを解消するといいます。特に不眠症のように、精神的な緊張によって起こりやすい不調には、香りによる癒しが助けになるとされています。

現実的にも快適な生活をサポートしてくれるとすれば、それ自体を開運効果と考えて良いかもしれません。

 

浄化効果で選ぶお香のタイプ

お香には様々な種類がございますので、ここでは特に浄化を目的に使用する場合、私がお勧めするものを挙げて参ります。

・塗香

仏教の伝統的なお清めアイテム。粉末のお香を手に塗ることで、心身を浄化してくれるといいます。お寺さんなどに置いてある塗香は、インドを思わせるスパイシーな香りがします。

魔除けと浄化の効果を狙うのであれば、古来より東西で神聖な香りとされてきた、白檀の塗香なども良いかもしれませんね。携帯用の容器にいれれば、外出先でも使用可能に。

・インセンス

お線香のようなスティック型、コーン型など色々な形状があります。いずれも香料を練り込んだ本体を燃やすことで香りを楽しみます。

個人的には、室内を浄化したりガードしたりする目的で使うには、多少なりとも煙が出るタイプが良いと思っています。というのも私の印象ですと、煙は水に次いで見えないものの媒体に向いているから。

お寺のお護摩でも煙に当たると良いとされるように、煙には陰の気を絡めとる役割があると感じています。

また、神社でもご祈祷のときには絵馬などを燃やしますよね。燃やされた絵馬(祈りの念)は、煙になって空へ届くのでしょう。念が煙にのるものとすれば、浄化や守りの意識を室内に行き渡らせるときも、煙が役立つはずです。

以上のような理由から、私自身は掃除のあとなどに、浄化と防御の2つの目的で、煙の出るインセンスを焚くことがあり、最後にその煙も外へ出すようにしています。

 

浄化にお勧めの香りの種類

以下、実際に香りによる浄化を試してみたい方向けに、市販のフレグランス商品を紹介させていただきます。浄化を目的とする場合、特に効果があるといわれている香りを選びました。

・ホワイトセージ

ホワイトセージは、ネイティブ・インディアンが浄化に使用していたハーブ。

西洋では浄化の定番で、占いの前に室内を清めたり、パワーストーンを浄化するときに使用したりします。私は、室内のお清めに使っています。

・白檀

かゆらぎ 白檀40本入 香立付

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日本でも使用しますが、特に西洋の教会の香りとして有名ではないでしょうか。神聖な空間を守ってくれます。

・金木犀

舞妓夢コロン 金木犀/きんもくせいの香り

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中国では、金木犀の香りの漂うところには神様が降りてくるといわれていたそうです。芳香が強いため、昔はお手洗いの臭い隠しのために植えられたものでもありますが、臭気対策に限らず悪臭に寄ってくる魔を祓う、魔除けの植物でもあったようです。

香りが重すぎると感じる方には、同じキンモクセイ科のジャスミンの香りを使用しても良さそうですね。

・桃

舞妓さんの練り香水「うさぎ饅頭」桃の香り

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桃は魔除けの万能アイテム。日本でも古事記の中で、イザナギ尊が悪鬼を追い払うために、桃を投げつけて魔除けにしていますね。

 

携帯できる香りの浄化アイテム

・塗香

先ほども紹介しましたが、外出先でも使用できる香りの浄化アイテムといえば、やはり定番は塗香ですね。

松栄堂のお香 特撰塗香 15g

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持ち歩き用の容器も販売されています。

 

・フレグランススプレー

最近、ホワイトセージのエッセンスなどを配合した、浄化スプレーが秘かな人気を呼んでいます。

火も使わず、お香立てのような付属品も要らないため、狭い範囲の浄化に向いています。

 

お香を使用する時の注意

最後に、お香や香水のような香りアイテムの中には、稀にアレルギーを引き起こすものがあります。

もしアレルギーらしき症状(くしゃみ、咳、頭痛など)があった場合は、科学的に合成された香料を使用していないエッセンシャルオイルを使用しても良いかもしれません。

肌に塗り込んで使用するものも、肌質との相性があるため、少量から試して肌に以上が出ないことを確認してから使うようにしてくださいね。

 

以上、香りによる浄化について紹介致しました。

本日も最後までお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました!

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