神社仏閣・神様に歓迎されているサインとは

皆様、こんばんは。今日は、読者様との会話でもっともよく登場する、神様からの歓迎のサインについて考えてみたく存じます。

私が寺社の案内を始めて、意外に思ったことのひとつが、予想以上に神様に歓迎されたサイン、あるいは歓迎されないサインを気に掛けておられる方が多い事実。

特にツアー参加がスムーズに行かなかった方から、もしかして神様に呼ばれていないのかも・・・と心配のお声を頂戴しました。

しかし、本当に神社仏閣から歓迎されなかったり、拒絶されたりすることはあるのでしょうか。本日は、噂の真相に迫って見たく存じますよ。

 

▼目次

(初稿:2019年4月24日、最終更新:2020年2月7日)

 

神様に歓迎されているサイン

まずは、神様に歓迎されているサインとはどんなものか、一般的にいわれる例を確認して参りましょう。

①お天気が変わる

最もよくいわれる神様に歓迎されたサインとは、急に太陽が差す、通り雨が降るなどの空の変化ではないでしょうか。

通り雨については、狐の嫁入りの別名もあるように、古来、神霊の起こす不思議な現象と考えられていたようです。お稲荷さんで、晴れの日の通り雨に遭遇したら、神様同士でお祝いごとでもしているのかもしれませんね。

更に古い時代には、陰陽道の占いで、天候から物事の吉兆を判断するという習慣がありました。中でも幸運のサインとされていた現象に、日輪や彩雲の出現が挙げられます。

日輪は、太陽光の回りに出る虹色の輪のこと。彩雲は、太陽光を受けることで、雲に色がついたように見える現象を指します。

とくに古代の中国では、虹を龍の化身と考えていたとのこと。特に龍神さま、蛇、水などを祀る神社仏閣にて虹を目撃したなら、幸運のサインと考えても良いのではないでしょうか。

【実体験による過去記事】神様の存在を信じたい方へ。とっておきの不思議な話

この記事は、アメブロにて有料コンテンツとして提供しているものですが、無料箇所はご自由に閲覧していただけます。アイコンの虹は、私が初めて行った京都での寺社ツアー直前に撮影したもの。

 

②神事に出くわす

神社仏閣にて、お神楽や結婚式に出くわすのも縁起が良いとされます。もちろん、珍しい機会にたまたま立ち会えるご縁があった、という点が吉兆とされる理由でしょう。

あるいはご神事の意味を考えますと、あらゆるお祭りは本来、神様を鎮る or 降ろす儀式に起源がありますよね。

つまり、神様がお出ましのその日に偶然お目にかかれたと考えることができます。その意味でも縁起が良い、ご縁のある神仏と考えられそうです。

 

③縁起の良い動物を見る

伊勢神宮など比較的大きな神社へ行くと、厩などでご神馬を見かけることがありますね。もともと、馬は神様への捧げものとされる神聖な生き物でした。

なかでも白馬は、昔から目にすると縁起が良いといわれて来ました。お正月の頃、新年の厄払いの意味を込めて、参拝者の前にご神馬を連れ出す神事もあるように、白馬は吉兆といえます。

馬の他にも、鶏・猿・鹿・蛇などはいずれも神様のお使いと考えられてきた生き物。もし、お参りの時に見かけたのなら、幸運のサインといえそうですね。

 

④神様ご自身からのサイン

これは、私の寺社ツアーに参加してくださった何人かの方から、直接うかがった神様のサインの実例です。

なんと、ツアー直前にその神社の夢を見る、いきなり口から「○○神社」と名前が出る・・・など。偶然とは思えない、少し珍しい経験をする方がおられるのです。

私自身も初めて参拝した神社で、その直前や直後、夢に神様が出て来たなど不思議体験をしたことがあります。

古来、夢などに神様が登場しお告げをくださるというのは、よくある話。単なる夢と思える体験であっても、その中に神様からの歓迎のサインがあると考えてよいのではないでしょうか。

夢に登場する吉兆というのは、もしかすると一番オーソドックスな歓迎のサインなのかもしれません。

 

番外編:神様に呼ばれるとは?

それから神社からの歓迎サインと似たもので、神様に呼ばれたとか、呼ばれないと行けないなどの考え方もあるようですね。

神様に呼ばれているサインは、例が限られるのですが、以下のようなものが挙げられます。

①特定の神社仏閣の存在感が増す

急にある神社や神様が気になって仕方がなくなる、SNSの投稿で同じ神社の記事を何度も目にする、など。偶然が重なり、その神社仏閣の存在を無視できなくなったとき、その状態を神様に呼ばれるという時があるようです。

 

②思いがけず神社仏閣にたどり着く

ドライブ中、なぜかある方角が気になって仕方がない。あるいは電車やバスを乗り過ごしたら偶然、神社にたどり着いてしまった。そんな経験がある人は、意外に多いのではないでしょうか。

もちろん偶然そうなるケースもあるでしょうが、そうして心の声にしたがった結果、神社にたどり着いてしまうなら、それは神様の声にならない声をきいたのかもしれません。

更に参拝後に、その神社に関するご縁が続いて出て来る、なんてこともありますよね。こうした現象が起きたならば、それは神様に呼ばれたといえるのかもしれません。

 

③参拝の困難な聖地にたどり着く

神様に呼ばれる以上に特殊なケースとして、呼ばれないと行けないという神社や聖地があげられます。

呼ばれないと行けない神社の定番は、例えば紀伊山地を代表する霊場・玉置神社など。

熊野三山の奥の院ともされる玉置神社は、きわめて山深い場所にあり、台風や積雪などがあれば、いとも簡単に通行止めになってしまいます。

遠方から訪れても、気象条件が悪く断念せざるを得ない人もいれば、いとも簡単に参拝の叶う人もいる。その差が激しかったことが、神様に呼ばれないと行けない、とまでいわれるようになった理由のようですよ。

 

④現実的なご縁を得る

つまり、その神社やお寺でお手伝いをすることになるなど、現実的にご縁ができる場合です。神社で働くことになったり、嫁入り・婿入りなどの話が来たりするのは、何よりも明確に、神社に呼ばれたサインであると私は思います。

 

神様に歓迎されていないサインがある?

一方で、皆様がこぞって心配しておられたのが、神様に歓迎されない時のサインで、不安を感じる理由になっている様子でした。

歓迎されないサインとは、例えば急な体調不良や天候悪化のために参拝中止になる、電車や道を間違えて神社にたどり着けないなど、偶然のアクシデントの結果、お参りがスムーズに行かないことを指すようです。

あるいは初めて行くところなら、参拝作法を間違えてしまうとか、悪気はなくても粗相にあたる行いをしてしまうことも、あるかもしれません。

こうした状況に境内で転ぶなどの不運が重なると、神様を怒らせたのでは・・・と心配になってしまうとの声もうかがいました。

 

神様に歓迎されないことが本当にあるの?

神様や仏様からのサインについて、先に考えておきたいことがあります。それは、そもそも神社仏閣から歓迎されないことなんてあるの?ということ。

私の経験から申せば、確かに最初の敷居が高いと感じる場所、吸い込まれるように惚れ込んだ場所などの違いはありました。でも、これは歓迎や拒絶のサインというより、相性の問題ではないかと思っています。

というのも、例え初めにとっつきにくい印象のあった神社仏閣でも、誠意を込めてお参りしていると、3回目ころから馴染みやすくなる経験を何度もしたからです。

悪戯をしたなら仕方ないかもしれませんが、現代の神社には色々な人が普通にお参りしており、観光だけが目的の方も多いですよね。

神様のサインを気にするほどの方は、基本的に心を込めて神仏に向き合おうとしているはず。そんな方が、際立って歓迎されないことなど本当にあるのでしょうか。

 

歓迎されていないと考える前に

確かに、稀にどうしてもこの神社はダメだ、という場所に出会ってしまう方がおられるのは事実です。

私の知るかぎりですと、日本の総氏神とよばれる伊勢神宮、広くご縁をくださるはずの出雲大社であっても、自分に合わないと感じている方もおられます。

このようなケースについては、神様側が歓迎していないのではなく、単純に相性の問題が大きいように思います。

つまり神仏の気持ちというよりも、人間側のもっているご縁の影響が大きいのではないか、ということですね。

例外的に、神田明神と成田山新勝寺のように特別な関係の場所ですと、そこの神社仏閣の関係者の間には、お互い近寄るべからずとの言い伝えがあったともいいます。

【参考記事】 神田明神・江戸から続く東京のパワースポット

いわく、ご祭神(神田明神の将門公)が調伏されたお寺(成田山新勝寺)には、その崇敬者も近寄らない方が良いという言い伝えです。

しかし、両方に参拝した経験のある方は意外に多く、私の知る限りでは禁を破って問題が起きたとの話は聞いたことがありません。

 

拒絶サインと似て非なるもの

実は、神様に歓迎されていないサインといわれる現象のいくつかは、神様の拒絶ではなく、別のことが原因で起こる現象と似ています。一般的にいわれるのは、次の3つでしょうか。

 

①神様のサインではなく、自分自身が低調期にある

例えば、日程変更の難しい旅行先でお参りをする場合、女性であれば生理期間と重なってしまえば、良くないかなあと不安になりますよね。

他にも、精神的に仕事に追われたままの休暇や、慣れない道を運転した後の注意散漫などでも、ちょっとしたアクシデントは起こり得ます。

万が一、神社仏閣で経験したサインの原因が人間側のコンディションの乱れにあるなら、それを神様の怒りのように捉えるのも、かえって失礼かもしれません。

気持ちを落ち着け、気になることには丁寧にお詫びをするなど、誠意を持って接するよう心掛けてはいかがでしょうか。

 

②その神社仏閣で、前世に特別な経験をしている

これも①と同様、自分側の理由にあたります。

非常に珍しいケースですが、前世に忘れられない経験をした場所に行くと、感情が強く揺さぶられるといい、中には具合が悪くなってしまう方も。

非常に古くから鎮座している寺社でしたら、もしかしたら前世にご縁のあった場所なのかもしれませんね。治療法があるわけではありませんが、何度が参拝して気持ちが落ち着いてくると、ふつうにお参りできるようになるはず。

これも、神様からの拒絶サインとは言えないでしょう。

 

③ネガティブな存在が一時的に憑いている

人間に憑いたものが、神仏を嫌がって足止めをするという話を、聞いたことがあるかもしれませんね。ネガティブな何かが憑いている期間、人間の意識はそこからの影響を受けてしまいます。

するとその人間は神社仏閣を怖い、苦手などと感じたり、神官・僧侶に対しても敵対的な感情を持ってしまったりするといいます。こうした心の葛藤が時に、神様に歓迎されていないのでは、と錯覚させるのですね。

ネガティブな何かが不安を煽っていることもあるかもしれませんが、その一方で、こうした良くないものを拾ってしまう時期というのは、心身の不調期にも多いものです。ゆっくりと休養して、気持ちを切り替えてみるも良いのではないでしょうか。

※もちろん、すぐに自分に何かが憑いているかもと心配する必要はありません。どうしても不安な方は、まず本当に霊的な原因があるのか?状況を振り返ってみましょう。

【参考記事】 それは本当に霊障害?霊的不調のいろいろ

 

歓迎よりも信頼を目指そう

先に挙げた現象のうち、①と③は自分の不調が根本的な原因になっていること、気がつかれましたか?

一方で、伝統的な考え方では、人間に元気をくださる存在こそが神様とされてきました。仏様も合掌礼拝することが、仏の道の第一歩ですよね。

とすれば、神仏との縁結びの第一歩は、お参りすること自体にあるのではないでしょうか。

スムーズに行かないことがあっても、それを拒絶サインと考えたり、まして行くのを取りやめにしようと考えたりする必要もないでしょう。

見えないものに敏感な方ほどむしろ、細かいサインに捕らわれず、大好き!と自然に言える神様・仏様との関係を結んでいきたいですね。

特に寺社の場合、場所によっては一生に一度しかお参りできないところもあるでしょう。

貴重な機会を、神様に歓迎されていないのでは・・・という不安に負けず、存分に楽しんでいただきたく存じますよ。

 

本日も最後までお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました!

2件のコメント

  1. ご祭神(神田明神の将門公)が調伏されたお寺(成田山新勝寺)には、その崇敬者も近寄らない方が良いという言い伝え。

    匿名、神田明神の氏子の子
    1. こんにちは。承認が遅くなって失礼しました。
      神田明神にかぎらず、藤原氏系の神社などでも同様の伝説が各地にあるといいますね。身近な体験談ありがとうございました。

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