晴明公の秘密の護符!結定往生の秘印

歴史上の人物の中でも、異彩を放つ陰陽道の大家、安倍晴明。

彼にゆかりの場所といえば、一般的に有名なのは京都の晴明神社や、奈良の阿倍野文殊院などでしょうか。

陰陽師という肩書のある人物ですから、あまり意識されることは無いようですが、実は京都にもう一カ所、晴明公ゆかりのお寺があること、ご存知でしたか?

それが左京区の京都大学の近くにある、真正極楽寺・真如堂です。

なんでもこちらに、安倍晴明の子孫だという倉橋家の方々のお墓があるそうで、うかがってみたところ、晴明公ゆかりの不動明王像やお寺に伝わる伝説なども残されておりました。

 

安倍晴明は臨死体験をしていた?

 

 

写真の印、何だかご存知でしょうか?

こちらは東山の真如堂でいただける御朱印の一種なんですが、一般的な寺社で頂ける御朱印とは、ちょっと違うものなんですよ。

実はこれ、安倍晴明の伝説に登場する、晴明公の秘密の印といわれているものなんです。

真如堂に残る伝説によれば、若かりし頃の晴明公は一度、病気で急死しそうになったそう。

しかし、晴明公が平素より崇敬していた不動明王が、自ら地獄の閻魔さまに掛け合い、晴明公を蘇生させたと伝わっています。

晴明公は陰陽道の才能で多くの人を助ける運命にあるから、死ぬには早すぎるので現世に還してやってくれ、と不動明王が懇願したそうですよ。

あの世から戻って来ることになった晴明公、今度は閻魔さまにお土産を託されました。

それが、この結定往生の秘印。

これを閻魔さまに見せたものは、まっすぐ極楽へ行ける、というもの。

実はこの時の図形が、現在も晴明神社の神紋に使われている晴明桔梗印(五芒星)の出どころだった、との噂もあるようです。

陰陽道で、魔除けのアイテムとされる桃に、北極星のような五芒星の図案が、晴明公にぴったりですよね。

結定往生の秘印は1枚400円、書き付けのみの授与です。

亡くなった方の棺桶に入れて差し上げることで、黄泉路を守って下さるのだそうですよ。

 

安倍晴明をもっと知りたい方へ

最後に、安倍晴明をもっと知りたい!という方に、おすすめの書籍を紹介させていただきます。

昔の本ですが、晴明公の伝説からゆかりの神社はもちろん、当時の占い(人相、夢占いなど)の知識まで幅広く網羅された一冊。

 

晴明公自身の著書が、現代語訳されています。

 

安倍晴明が使ったとされる占いの参考書。自分で占いの勉強をしてみたい方向けです。

 

本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

 

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